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こけしの木「ミズキ」
11月の半ばが過ぎると、こけしの材料「ミズキ」が山の作業場に届きます。
こけしの材料になる木は、木の成長が止まるこの時期に切ったものをつかいます。
木が届いたら、手作業で一本ずつ皮をむき、井げたに組んで屋根をかけて、一年ほど(木の種類によっては3年ほど乾燥させるものもあります)手をかけながら乾燥させていきます。
ミズキはその名の通り、たっぷり水分を含んでいます。
乾燥のさせ方によっては木が黒くなったり、一気に気温が上がる春先には割れてしまうこともあるので、いつも材料のことを気にかけています。
自然で美しい白い肌のこけしになるように、乾燥方法を工夫し、こだわって、そして思考錯誤しながら毎年行っています。
12月7日にミズキの皮むき体験を行います。
ご興味のある方はお知らせをご覧ください。